日記

2201 - spring

春がいちばん嫌いだけれど、少しでもごきげんに、調子よく過ごせるように。何足めかの履き古したコンバースを捨てて、何足めかの同じ型のコンバースを買った。薄手のステンカラーコートを買った。新しい生活は新しいものに囲まれていて、買いたての包丁はよく切れてうれしかった。雨のせいか頭痛がする...

日記

2123 - 父が若いころ暮らした街

ことしの春は1年暮らした高円寺から、父が若いころ暮らした街で暮らすことにした、この街が「父が若いころ暮らした街」というのは知らず、じぶんが出せる家賃で人間らしい部屋に住むには、と都心から一駅ずつ離れていき妥協できる街がたまたま父が若いころ暮らした街だった、血は争えないのだろうか、...