前談
いやあ、終わりました。正直に書こう。月1ペースは無理だ。というわけで、次回の現場イベントは6月9日を予定しています。ロックの日。それまでに停戦してなかったらブチギレるからな。すでにブチギレつづけていますが。みんな、よろしく頼ムール貝(※「よろしく頼ムール貝」は「カルテット」というドラマで出てくるセリフです。最近坂本裕二さん脚本の「woman」と「anone」を見直していて「よろしく頼ムール貝」のことを思い出して連呼してしまっている。これは発達障害のエコラリアという現象らしい。ほかには融通が効かないとか、マイルールがたくさんあるとか、儀式的な手順にこだわるとか、突然の予定変更にパニックになるとか、ある。ある。わたしはASD)
さて、詩人の村田活彦さんはvol.1からいろいろお手伝いをしてくださっていて、そのときからvol.2に出てください、ということでご出演をお願いしておりました。
パレスチナウォッチャーの山村順子さん、ラッパーのFUNIさんをブッキングしてくださったのは、山口さん。前回に引き続き、オープンマイクの進行もポップにその場でしてくださいました。
ネコダさん、カワウソ座さんは、事前のチラシ配りやお知らせをめちゃくちゃやってくれました。カワウソ座さんは予約管理や当日の撮影も。ネコダさんは前日の22日にライブがあったにも関わらず、オープンマイクでFUNIさん・村田さん(&あの場にいたみんな)と奇跡的なコラボをしてくださいました。
そして、カワウソ座さんから、カワウソ座さんのご友人でもあり、映画監督もやられているフミトさんをご紹介してくださり(1本映画を観させてもらった、最高だった)、応援も兼ねて、遠方からガチカメラを持ってきて、リハからラストまで当日の撮影をずーっとしてくれました。
山村順子さん
山村さんのお話の中で、パレスチナの写真や映像は「灰色に、血液の赤」という主旨のお話が出てきて、わたしは「灰色の(仮)」という曲を作りかけて手が止まっていることを思い出した(なにを歌えばいいのかわからなくなったまま)。灰色に、血液の赤。知る・学ぶ・動くを同時にやることが大切、とCLPの配信で新土さんがお話されていて、”学ぶ”のためにパレスチナ関連の本は何冊か買ったものの、ほぼ読み進められていなく、高橋美香さんの写真集数冊と、ハンダラくんの本しか読めていない。ハンダラくんの本の中で「周辺諸国のアラブ人の同胞が石油を輸出しないと西洋に圧力をかけてくれれば状況は変わるのに」ということが書かれていて、山村さんもまったく同じことをお話されていて、2024年になってもなお状況が変わっておらず、むしろ今は悪化の一途を辿っていることに愕然とする。なぜみんなパレスチナを軽視する?選別されていいいのちはない。コンゴのコバルト資源のことも脳裏をかすめた。そして、オープンマイクでお話をしてくださった、山村さんと一緒に動かれていたり、パレスチナに関わっている方(現時点でお名前出して良いかわからないので伏せておきます)の「イスラエルの左派、兵役拒否をしたりしているひとともコミュニケーションをとって連帯していく必要がある」というお話にも深く頷くばかりだった。わたしは、国家としてのイスラエルは非難するべきだと思うし、日本含めて世界中の国が制裁するべきだと思う。でも、イスラエルの中にもパレスチナに心を寄せているひとがいることを忘れてはいけない。そのひとたちとも連帯したい。あと、アメリカは戦争で儲けている、いのちよりもお金が大事、だから戦争をしたがる、と聞いて、うううう、となった。うううう。え、お金なんてどうでもよくない?ぶち壊すべきはシオニズムで、植民地主義で、資本主義じゃね?
村田活彦さん
村田さんのポエトリーリーディング。わたしには到底思いつかないし、わたしにはできない演劇的な演出から始まり、心がぐわんぐわんしていた。vol.1で山口さん、原口さんの朗読も聞いているので、ポエトリーリーディングはわたしにとってより身近であいする文化になっている(だって歌詞も広義でみてもらえたら詩だからね)。「一月二十一日」、「一月二十二日」。そして、「おなまえ かいて」。わたしは目頭がぐんぐんぐんぐん熱くなり、ぽろぽろ10すじくらい涙を流した。わたしにとっての詩は、朗読されて、より立体的になり、熱を帯びる。二次元から三次元へ来てくれる。イベントのあと、少し時間が取れたので、金子森さんpre.の#停戦のためのパレスチナ朗読へ参加した。朗読はいいな、と思った。また時間が取れたらつづけたい。ポエトリーリーディングすきなひとはみんなでやろう(わたしは役者でも声優ではないけど、金子さんから「ぜひご参加ください!」と言っていただいて参加した)。
FUNIさん
FUNIさん。いやあ、すごかったっすね。ラッパーってすげえなあ。わたしはMKRDTSBになってから初期のころラップにチャレンジしたことがあるんだけど、韻を踏みながらリズム乗るって難しすぎて断念したこともあり、ラッパーってすげえなあ(2回目)。やっぱり目頭がどんどん熱くなり途中で「女のひとたちは表には出ず隠れて/男たちは希望を失い/「おれたちのことを忘れないで」と/何ヶ国語でも喋り/明らかに7ヶ国語8ヶ国語喋れて/でも外には出れねえ/あきらかにおれたちより頭いいはずだぜ(耳コピなのでミスってたらごめんなさい)」のところで、ぽろぽろ10すじくらい涙を流した。こんなに泣いていたらがんばってしてきた化粧が落ちてしまうと、瞼を瞑って涙が流れないようにもしてみたが、瞼には切れ目があり、そこから溢れてくる、という気づきがあった。まあ、お化粧なんてどうでもいい派なので大した問題ではないです。そして、FUNIさんはご家族で来てくださって、お子さんも連れてきてくださって、お子さんからも超エネルギーもらいました。子どもは尊い。あかるい世界で生きてほしい。この子たちを戦争に行かせるわけにはいかない。
MKRDTSB
わたしがMKRDTSBだ。この世にキモい問題がある限り、わたしは抵抗の音楽(あとフィルム写真と文章書くのもすきので、抵抗のフィルム写真、抵抗の言葉)をつづけていきます。来てくれた方、来られなかったけど応援してくれた方、みなさまありがとう。MKRDTSBのやった曲は全部サブスク・YouTubeできけます。いいな〜と思ってくれたら、ききたいときにまたきいてくれたらうれしいです。ポジティブな感想もめっちゃうれしい!ネガティブな感想を喰らわされたことしかあんまりなかったから、めっちゃびっくりしてる。ありがとうございます。
もろもろ
vol.2の動画は、撮影担当のフミトさんがカワウソ座さんとご相談していただきながらめちゃくちゃ素敵に編集してくれていて(ごめん、先に粗編集の動画見たんだけどめっちゃ良かった)、どうやって公開するかとかはこれからまたみんなで考えるんだけど、たのしみにしててほしい。また、前談でもちょこっと書いたけど、抵抗と灯火vol.3は、各種SNS・タンブラ〜でお知らせするけど6/9日曜日、会場は同じ高田馬場JETROBOTで日にちと場所だけ押さえています。ロックの日。内容未確定。でも、確実にわたしたちのあいする文化、救われてきた文化の交差点のひとつ、クロスカルチャーな場のひとつになることはお約束できます。あと、来てくれるひとはみんなプロパレスタインの方なので、お客さん同士でおしゃべりしていただくのもたのしいと思いますし、いろいろな気づきやきっかけ、知らなかったことを知る機会にできるのではないかと思います。
それまでに停戦してなかったらブチギレるからな。
すでにブチギレていますが。
あとは、年内に東京を出て、名古屋とか大阪とか広島とかでやれたらいいよね〜って勝手に思ってます。
がんばるぞ〜みんなで話し続けようね、この星のキモい問題のこと全部。
ぱ れ す ち な か い ほ う
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