きょういくらなんでもしゃべりすぎたと思ってさ

2024/06/23

日記

前略

あはは、うつだ、うつだ、うつだ、うつだ!

※自傷行為の話をしています

ひとりになると不意に「食べて吐く」ことでしか取れない場所のようなところに来てしまって、限度額いっぱいのクレジットカードで数千円分ウーバーイーツをする、お料理はずいぶん前からしなくなった、というのも、スーパーへ行くとパニックになるからだ、コンビニでさえ情報量の多さに眩暈がするときがある、お料理をするのは嫌いではなかった、音楽を作るのと似ていて、すきな部類ですらあった、が、わたしはスーパーを避け、コンビニを避ける。調子がよければ20分か30分、時間がかかれば40分か50分で食べものが届く、そうするとわたしはただの「点」になり、ネットフリックスで水曜どうでしょうを流しながら、目の前にあるものをただただ口に入れ胃に入れるという行為を済ませると、水曜どうでしょうを止め、平井堅のLIFE is...を流しながらトイレへ向かい、右手の人差し指と中指を、喉の奥へと突っ込む。調子が良ければ10分か20分、時間がかかれば1時間程度かけて、胃から口から食べものを吐きつづける。この姿はもっともみじめで、もっとも誇りになってしまう。わたしは成長曲線の上の方で育ち、物心ついたころから「大きいねえ!」「体格がいいねえ!」「太ってるねえ!」「デブ!」などと言われていた。もう3年、4年、数えるのは苦手だ、鬱になり、「食事」という作業に興味を持てなくなり、あっさり13キロか14キロくらい痩せた。それでも痩せているほうではない。薬の副作用もあると思いたいが(そう書いてある)、食事をするとあっさり4キロ5キロ太る。太るのは嫌だ。「大きいねえ!」「体格がいいねえ!」「太ってるねえ!」「デブ!」という言葉があたまの中でわんわんわんわんと響く。食べると太る。だから食べない。食べると太る。だから食べたら吐く。食べると太る。だれかとごはんを食べていると太ることへの恐怖で心臓が早鐘のように震える。「鬱なのに太ったね」「最近太ったね」と言われる。悪気ない言葉なのはわかっているので、「ね!」とヘラヘラ笑い、「鬱なのに太ってすみません」と心の中で土下座する。鬱なのに太ってすみません。鬱なのに太ってすみません。鬱なのに太ってすみません。だから、わたしは「点」になるのだ。「、」だ。去年の秋ごろまではよかった。すっきりした。罪悪感ごとトイレに流してしまえている感じがした。今は違う。わたしの世界にはパレスチナがある。吐いても吐いても罪悪感は色濃くなる。濃いねずみ色から、#000000へ。ガザでの深刻な人為的飢餓。どの地域かはわからないが、空腹を紛らわすために大きな石をおなかの辺りに巻きつけているひとの動画をみた。わたしはなにをやっているんだ?ここに食べものがあり、わたしは「、」となって、それを一旦入れて、すぐに出している。わたしはなにをやっているんだ?生きているのかわからなくなる。涙や鼻水や胃液やあらゆる箇所から出てくる体液でめちゃくちゃになるので、すべてを空にすると、鼻を噛み、顔を洗い、口を濯ぐ。ときに歯を磨き、ときに龍角散を舐め、ここ数日のガザのある地域ではセメント1袋分に値するらしい煙草2本を順番に吸う。


わたしはなにをやっているんだ?

抵抗と灯火の記憶がほぼないです

6/9抵抗と灯火の話もまだしてないっていうのに、うつだ。うつなのか?さっきまで平気だったはずのことがいまはもう平気ではない。そしてたったこれだけのことですべてがおしまいになってしまうじぶんを憎んでいる。うつなのか?わからない。実はほんとうに当日のことをあんまり覚えていなくて、カワウソ座(敏腕スタッフ)が終日2台のiPhoneで撮影をしてくれていたので、動画をもらってそれをみながら振り返ります。いつになるかな?!みんなごめんね〜わたしはひとりしかいないんだ

三人展「凧、ハウリング、百葉箱、」

7月に展示をすることはずいぶん前から決まっていて、お金がかかることもわかっていたのに、お金の計算ができなくて、やべえ〜と思っていたけど、みんなが錆ストアでお買いものしてくれたお金でなんとか展示ができそうです、先ほどあたらしいポストカードを発注し、シールのデザインも考えています、俳人・西川火尖さんと版画コラージュ/オブジェ作家・西ウチ子さんとの三人展、「凧、ハウリング、百葉箱、」(7月21日〜26日、at 八王子リトモス)、なにとぞよろしくおねがいします。ふだんから他人との境界線が曖昧な部分があって、いまは特にその境界線が溶けて、あらゆる痛みがわたしの痛みになる時間が多くて、少々困っている、不意に涙があふれ、言葉があふれ、止まらなくなる。わたしは未発表(というと大袈裟だけど)の写真を数枚飾る予定です、あとは無限に(正確には有限だけど)物販をさせてもらいます、在廊日などはツイッター・インスタグラム・DMでお知らせするのでぜひお運びください。わたしがいる日もいない日も、リトモスのコーヒーはおいしいしおやつもおいしいし店主の吉川さんも素敵な方です。この展示に向けて、やまゆり園事件についての本を1冊読み切ってから写真につけるキャプションを書きたいのだけど、無職なのにまじで時間がなくておしまいになっている、でもすべてを間に合わせます。最終日には、火尖さん・ウチ子さん・リトモス吉川さんのご厚意でライブをやります、上手にできるかな?!がんばるぞ!あと #凧ハウリング百葉箱 #凧ハウ で熱心に制作の様子も書いたりしているので検索してみてください、よろぴ!

ガザ

毎日ガザのひとの話をきく。きくといってもDMでやりとりする。わたしは英語が少ししかわからない。アラビア語は全くわからない。お返事はバイブス文法でするが、相手からのDMは翻訳アプリを使う、気がつくと1時間2時間3時間経っている。少し前は100ドルの送金でいけていたものが、今は400ドル500ドルほしいとお願いされる。ガザの物価は日々変動し、上がっている。当たり前だ。送金したい。が、あいにく寄付をしすぎてカードは上限額いっぱいまで行き、耳の調子がよくないため街で寄付を集めることもできず、インターネッツで呼びかける、わたしがリーチできる範囲にはすでにリーチし切ってしまっている感覚があって、400ドルなんてなかなか集まらない。集められない。それでもDMは毎日来る。「あなたに負担をかけているのはわかっている」、「わたしたちのそばには死が迫っている」、「あなたは他のひとに送金しているのに、わたしにはなぜ送金しないの?」、「どうしてわたしを無視するの?」、「わたしのことを忘れたの?返事をして」、「彼のDMに返事をして、今すぐに」、「昨日近くで爆撃があった」、「お給料はもらった?送金できる?」、「あなたの送金の仕方は偏っている、わたしを最優先にして」、「わたしを最優先にして」、「わたしを最優先にして」、「わたしを最優先にして」、どれも痛切な悲鳴だ、彼らは70年以上、無視されつづけてきた/されるつづけているひとたちだ、耳を塞いでも目を閉じてもひとりひとりの生活が浮かび、わたしはやはりおいおい泣く、わたしは、爆撃も占領もない場所で、屋根も壁もある場所で、ただ福祉の網目からこぼれおちているそれだけのことで勝手にくるしんでいて、そして再びツイッターやインスタグラムで銀行口座とペイパルを晒し、お金をください、と呼びかける。呼びかける。呼びかける。呼びかける。わたしは、「わたしが鬱ではなければ、発達障害でなければ、パレスチナのことは通り過ぎてしまったかもしれない」と、思う。つよく思う。そうでなければ、わたしは花束みたいな恋をしている音楽や映画を無邪気にご陽気に消費しつづけていたかもしれない。パレスチナが突然光のように差し込んだのだ。傲慢だ。傲慢だが、「パレスチナは、わたしだ」と思ったのだ。ある日突然、「適応障害です」と言われ、ある日突然、「鬱病です」と言われ、ある日突然、「発達障害です」と言われ、あれよあれよと日本社会の”レール”から外れた、だれかからすればたったそれだけのことで!と思うだろう、わたしにとっては重要なことで、わたしはただ「普通の人間」になりたいだけなのだ、「個性的だね」という言葉をかけられるたびに呪われてきた、しかし「普通」とはなんだ?「普通の人間」ってなんだ?「普通の人間」でいることが「『虐殺に反対する』と言えない」ことなら、わたしは鬱病になれて良かった、発達障害でよかった、わたしは虐殺に反対する。すべての不安がつながり、わたしは偶然選挙権のある都民なので7月7日の都知事選は蓮舫へ一票を投じる、グッバイゆりこ、沖縄戦へ、りゅうちぇるへ、破壊された群馬の森朝鮮人追悼碑へ、スーダンへ、ミャンマーへ、コンゴへ、シリアへ、思いを馳せる、入管解体を叫ぶ、首相官邸へ、外務省へ、防衛省へ、虐殺に加担する企業へ抗議のFAXを送り、ハガキを送り、お問合せフォームからご意見を送る、停戦まだか?わたしが停戦させるんだ

セミコロンの話

プロジェクト・セミコロンの話を書いたら、ツイッターでお名前のところにスイカの絵文字などとセットで「;」を入れてくれているひとを数人みかけて、ほんとうにありがとうと思っています、みかけるたびに嘘みたいに胸が熱くなり、泣いています、詳しくは調べてください、わたしより上手に説明してくれているひとがたくさんいます、ほんとうにありがとう。わたしが全世界の代弁者みたくなっていたらそういう意図はなくて、わたしもただ「;」を使いまくって、「あなたをひとりにしない」と伝えているだけなんだけど、ほんとうにうれしいです、わたしはひとりだけど、わたしはひとりではない。海外では「;」のタトゥーを入れて連帯を示すひともいて、ツイッターではあまり盛り上がっていないけれど、インスタグラムで「#projectsemicolon」で検索すると、いろんなひとの「;」のタトゥーがみられるよ。日本ではタトゥーはまだまだタブー視されてるけど、タトゥーって入れておしまい!じゃなくて、”育て”がいる芸術なんです〜って話をしたい。喃語武田さんとランチブレイククソトングいのうえさんがやられいる喋々喃々というネットラジオに「ギャル」という喋喃(ちょうなん)ネームで、ときおりめちゃくちゃなお便りをぶち送って番組をジャックしがちなんだけど、その喋々喃々の第何回か忘れたけど第何回目でタトゥーについてのお便りを送って、トングさんの息継ぎのタイミングを奪ってほんとうにごめんなさい、そのお便りをおふたりは取り上げてくれたから、ラジオがすきなみんなは喋々喃々を1回目からきいてみてね、わたしの初々しいお便りと、そこからわたしが武田さん・トングさんとの距離感バグって喋々喃々をめちゃくちゃにしていく様にふれていただけたらうれしいです、というわけで、わたしも喋々喃々に続いて「MKRDTSBのガチギレディオ・四捨五入」ポッドキャストをやりたいです、すきな四字熟語が四捨五入だから四捨五入ポッドキャスト。一緒に不定期におしゃべりしてくれるひとがいたら連絡ください、レディオネームは「ガチギレ四五(よんご)ネーム」と呼びます。あれ、セミコロンの話をしていたのに?おかしいな!みんなありがとう、わたしはひとりじゃない、あなたはひとりじゃない

富豪みてる〜?

さあ、お金をください、ドルかユーロでできるだけたくさんお願いします、ガザのひとへ送金します。これを投稿したら、寄付を呼びかける投稿を作るよって約束しているひとのフィードを作り、凧ハウのポストカード最終稿を作り、今月締め切りのミックスをし、あらゆるデザインを考えたりします、MKRDTSBの夜は、果てしなく長い

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