2年くらい前に、東京を離れて札幌で暮らすようになり、そしてこの春、また札幌を離れて、東京で暮らすことにした。
こんな世界で、東京で暮らすことを選択するのは果たしてどうなんだろう。どうなんだろうどうなんだろう、と思いながらも、東京で暮らすことにした。そして、1年半勤めていた会社をやめた。昨日が最終出勤日だった。こんな世界だからオフラインの送別会は一切なく、同じチームの人たちがオンライン飲みを企画してくれた。楽しかった。なんだかんだ楽しい。チャミスルは水。結局だらだらと夜中の3時半くらいまで飲んだ。
コロナが始まる前までは、札幌に住んで、自分が生活できるだけのお金を稼いで、音楽を作ったり、文章を書いたり、写真を撮ったりして、刺激がほしくなったら、旅行に行ったり、東京のお友達にも会いに行けばいいなって思っていた。
でも、2020年は簡単にあちこち行けない世界になって、いろんなことを考えた1年だった。じぶんの生活や、人生や、家族や、日本や、世界のことをめちゃくちゃに考えた1年だった。すごく怒ったし、すごく落ち込んだ。
すきなひとに会いに行けない場所で暮らす意味ってなんだろう。
オンライン飲みは楽しい。楽しいけど、居酒屋2軒3軒ハシゴして、終電を逃して、そのあと2時3時くらいに力尽きて「なんで終電で帰らなかったんだろう」って後悔して、無のきもちで始発を待ち、空が白んでいく中やっと動き出した電車でずるずると帰る朝が懐かしい。
仕事をやめたら、引越しする前に行ける範囲で写真を撮りに行って(フィルムもたくさん買った)、と思っていたけれど、無職1日目の今日はおジャ魔女どれみ#を見ながら家計簿をつけてそのあと作っている曲の歌入れをして映画を1本途中まで見て少しだけお昼寝した。今日は外に出なかった。でもわたしには明日も明後日もあるし明々後日もあるし、引越しまで1週間くらいあるし、大丈夫。チャンスはまだ何日もある。
理不尽な出来事ばかりだけど、生き抜いて、これからも人生をよりおもしろく転がしていきたいね。
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