この街で(1)

このたび北海道から東京へ引越しをするので、1年くらい通ったヨガをやめた。コロナ禍でもしっかり対策して営業してくれて本当に感謝。日々のストレスを発散させていただいていた。

ヨガはすきで、ヨガはすきだけどやっぱり先生による派で、結局人で、通っていたヨガ屋さんにはすきな先生もいて、北海道を離れること自体はなんとも思っていなかったけれど、その先生のレッスンを受けられなくなるのは惜しいなあと思っていた。

退会手続きをしたとき、先生が「引越ししちゃうんですか！さみしい〜！」と言ってくれて、え〜！そんなん言われたらすごいすきになっちゃう〜！って思った。いやもうだいすきなんだけど。

いよいよ退会する月になり、「あと4回きたらおしまいか〜」と思いながらヨガ屋さんへ行ったら、掲示板に先生も小さいころからの夢（なんらかのごはん屋さんをやられるみたい）を叶えるためにインストラクターを辞められるという張り紙がしてあった。びっくりした。でも内心ガッツポーズ。先生のレッスンを受けられなくなることが一番惜しかったので、先生もご退職されるならもうこの街に未練などない！

最終日、レッスン前に先生と少し話せて、先生のおかげで楽しく通えたこと、大感謝していることなどを伝えた。先生はニコニコしながら「しんみりするのが苦手なので今日も楽しく体動かしましょうね！」と言った。今日もお素敵。ピスタチオカラーのウェアがとてもお似合い。その後バッチリ1時間ヨガをした。楽しい。ヨガ最高。1年通っても全然痩せてないけど太ってもいないから太ってないのはヨガのおかげと思うことにしている。

そしてレッスン後、勇気を出して「もうお店の場所って決まってらっしゃるんですか？」「今はこんな世界だからすぐ遊びには来られないと思うんですけど、また札幌に遊びにきたときぜひ伺いたいんですけど…」と聞いてみた。そうしたら「もし良ければ連絡先交換しません？」と言ってくれた。

イエーーーーーーイ！！！！

連絡先の交換はできるときにしておかないと一生手に入れられず、そのまま会えなくなってしまうと思っている派なので、こんなことって起こるんだ！また会えるんだ！会いに行っていいんだ！ってすごくうれしかった。うれしい。大勝利だ。どぎまぎおどおどしながらラインを交換させていただいて「今度はお店にいきます！」「お互い健康でまたお会いしましょうね」と言い合ってヨガ屋さんを後にした。

またヨガ通いたいな。新しい街でも素敵な先生に会えるといいな。