はあ、暑い。毎日毎日暑い。
労働が生活にインして1ヶ月弱が経った。うれしいことに、なんとか続けていけそうだ。ご心配をおかけしていたみなさま全員に報告して回りたい。そして、「わたしにできる仕事なんてもうなんにもない」「どの会社もわたしなんか雇うわけない」と嘆いていた数ヶ月前までのわたしに「大丈夫だよ」と教えてあげたい。ただ、変わらず、1年強にわたってやりとりを続けているガザのある家族に緊急の送金を頼まれて、またもやないお金(わたしにとっては大金)を送金したりして、依然お金には困っている。熱心にオンラインストアの宣伝をわたしなりにし続けてはいるが、売れ行きは良くない。どうしたらもう少し(「もう少し」というのが大事)売れるんだろう。
障害者手帳と自立支援の更新手続きのために福祉さんのところへ行ってきたが、いちばん重要な診断書を家に忘れてきて、手続きができなかった。忘れものはしないほうだと思っていたのでちょっとパニックになった。暑い中汗をかきながら歩いてきたというのに。他に必要なものは揃っているというのに。幸い手続きの期限まではまだ日にちがあるので、もう少し涼しくなってから出直すことにした。
お家賃を振り込むために銀行に寄ってお金を移す。ついでにずっと使えなかったキャッシュカードを復活させるための手続きをする。この、「キャッシュカードを復活させるための手続き」は完全に予定外の行動だったし、キャッシュカードは復活させることができた。この行動で、福祉さんの手続きができなかったことへのマイナスの感情がプラマイゼロになった。
つかれたので帰りに近所の喫茶店へ寄る。参院選の投票のあとに来た以来だから、わたしとしてはかなり久しぶりだった。暑くて朝からなにも食べていなかったけど食欲はあまりない。メニューを眺めて、パフェの文字が目に入ったので、思い切ってパフェ(とアイスコーヒー)を発注した。パフェは世界一うつくしい建築のひとつ。パフェはだいすきなのだが、喫茶店に行ったときくらいしか「じぶんはパフェがすき」ということを忘れて日々を過ごしているので、今日は思い出せてよかった。パフェを眺め、猛スピードで食べ(わたしは溶けたアイスが大嫌い)、ここ1週間くらいの鬱がなんとなく緩和されてゆくのを感じた。すきなものを食べるって大事だね。近くの席に座っていた常連さんたちが、マイナンバーカードや物価高騰の給付金についての話題で盛り上がっていて、混ぜてもらいたかったけどそんな勇気は1ミリもなかった。わたしはここの喫茶店ではイヤホンをせずに過ごせるので、常連さんたちがいると話題が耳に入ってくることがままあるし、「混ぜてもらいてえ」と思うこともかなりあるが、どうやったら混ぜてもらえるんだろう。やっぱり顔見知りになってごあいさつを交わし合うことから始めるべきなんだろうな。
先月、発達障害外来を受診したときによくわからないまま「発達障害ではない」という見立てを告げられたのだが、今日、すべての工程を終えて家に帰ってきて、福祉さんに提出するはずだった忘れた診断書を読んでみたら「うつ病・広汎性発達障害」と書かれていて、ますますじぶんのことがわからなくなった。生きてきた・生きてゆく中で、「周りのひととはわたしは"なんか"違う」と思う場面や瞬間がたくさんあって、たとえば幼少期、プールが嫌で嫌でプールボイコットをしていたことや、たとえば中学時代や高校時代、人間関係の不和があったことや、高校では保健室登校を繰り返し、行事ボイコットをし、不登校になったのちに中退したことや、大人になってからは他者とのコミュニケーションの中で「空気が読めない」と散々言われてきたことや、じぶん含め3人以上の場になるとじぶんがしゃべるタイミングがまったくわからなくなることや、云云、"なんか"のエピソードは尽きない。わたしには福祉が必要だ。わたしのように福祉を必要としているひとはたくさんいる。軍備拡大しないで福祉を拡充してほしい。
先日、パレスチナ支援を続けられているながおさん主催の"音言郷"というクラブイベントにスタッフとして参加させてもらった(スタッフと言っても、ただ酒を飲み、煙草を吸い、DJのかたがたが流してくださる音楽に体や感覚を委ねて時折踊るだけの者だった)。初めてクラブで一夜を過ごし、朝を迎えるという経験をした。ハンバートハンバートとキリンジを流してくれたDJのかたがたがいらして、かなりたのしかった。解散したあと、参加されていたかたたちを誘って、おなかが空いているのか空いていないのかよくわからない状態で、やよい軒へ行き朝ごはんを食べた。そのときにも話したのだが、パレスチナに連帯しているひととはだいたい知り合いつくしている、と思っていたのだが、ぜんぜん違って、一歩違う輪の中へ踏み込めば、まだまだ知らないひとがたくさんいる、という気づきがあった。わたしに社交性と体力があれば、「わたしはミュージシャンとフォトグラファーをやっていて、文章を書くのが得意で、ジェノサイドに反対しています」「わたしの得意な分野を生かして、いっしょにできることがあればやりたいです」と提案できたのに、と思うなどした。
今週土曜日に東高円寺で同じ"音言郷"の夜市があり、そちらにもスタッフとして参加させていただく予定なので、ご都合合うかたはぜひお越しください。
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