1月下旬。鼻水が止まらない。毎年冬場は鼻水が酷い時期があるけれど今年は最悪。仕事中にずっと鼻を噛み続けてほっぺが重くなり、頭痛もしてくる。とうとう花粉症だろうか。都会人になってしまったのかしら。花粉症には早すぎるんだろうか。鼻の下もティッシュとの摩擦でガサガサになりちぎれそう。気休めにリップクリームをちょんちょんと塗ったりしてみる。
2月2日。喉の痛みあり。熱はない。きっと乾燥しているせいだろうくらいに思う。そもそも貧しいので熱がないのに病院に行きたくない。保湿されるかな?と思い家でもマスクをつけ始める。
2月3日。喉が腫れている感じがする。気のせいだと思いたかったけれど、唾を飲み込むのがしんどくなってきて、会社を早退し、諦めて会社の近くのクリニックへ。WEB予約最高。予約をしたときに同時に問診票も入力できた。うれしい。待合室で問診票を書くのって苦手だから。予約時間にクリニックへ行って、待ち時間もほぼなく、喉と鼻を診てもらい、「これで熱出てきたらPCRだけど熱ないからね〜」と言われPCRはやってもらえず、お薬を出してもらう。2000円。薬局でお薬をもらう。1000円。計3000円課金して気分が落ち込む。3000円あればポートラ400が2本くらい買えるかな、3000円あれば中野でお茶割り何杯飲めるかな、3000円あれば、3000円あれば、3000円あれば、…
2月4日。昨日の段階で上司から「念のため明日も休んで」と言われていたため仕事を休む。一日中寝る。咳が出始める。熱はないけど病院にかかったことでなんとなく具合が悪い気分になってくる。そしてなんとなく落ち込んでしまって、映画もドラマも集中できず、ランジャタイの動画しか見られなくなる。ウッチャンナンチャンウッチャンナンチャ~ン
2月5日。一日中寝る。お薬があんまり効いている感じがしないが、ググったら抗生剤は効き始めるまでに数日かかるらしいというネットのご意見を目にして、じゃあここから伸びしろしかないってことじゃん!と思う。
2月6日。一日中寝る。お薬がやっと効いてきた感じがする。喉の痛みは引くが咳は出る。が、匂いが消えた。パタっと消えた。シャンプーやらボディクリームやらポン酢やら七味やら、あらゆるものの匂いが消えた。少しだけゾッとする。しかしごはんは口に含むと味はするので、コロナじゃないか〜!と楽観的になることにする。
2月7日。熱はなく、喉の痛みも引いたため出社。当方ワーキングプアのため、お休みして来月のお賃金が減ってしまうことのほうが不安。生活がかかっている。しかし、咳は止まらず、さらに夕方ごろ顔のまわりがぽやーんとしてきて、熱が出てきたような感じがした。上司に頼んで体温計を借り、熱を測らせてもらうも36.6度。ドドドドド平熱。「お騒がせしました〜!平熱でした〜!仕事します〜!」とヘラヘラするが、一日中咳をしていたため、上司に「熱はないけど咳してるから早退していいよ」「もう1回病院行って、お医者さんに診てもらって」と言われ定時まで残り30分のところであえなく早退。あーあ。わたしは転職したばかりなので有給がない。これって欠勤扱いになるのかな。貯金もほとんどないのに。お家賃払えるかな。光熱費払えるかな。いざとなったらエポスカードでキャッシングすればいいのかな。リボ払いすればいいのかな。あああ。でもキャッシングしたってリボ払いしたってたくさんのお金を払わなければいけない。巨大すぎる不安に襲われてちょっとだけ泣く。ううん、ほんとはだいぶ泣く。こうしてみんな自殺しちゃうのかな。死にたくないな。ランジャタイの動画を見ながら寝落ちする。
2月8日。依然として発熱はなし。痰が絡む咳と嗅覚障害あり。泣いていてもどうにもならない。先日かかったクリニックが発熱外来をやってくださっている情報を得て、がんばって電話をして予約する。申し訳ない。発熱していないのに。でもクリニックの方はテキパキ対応してくださってマジ感謝。予約した時間に伺い、「熱ないけど検査しとく?」と聞かれ、お願いする。抗原検査は陰性だった。が、PCRもやってくださり、結果が出るまでは陽性だと思って過ごしてください、と言われ、もろもろのパンフレットみたいなものをもらう。当方まぬけな貧乏人のため、お賃金の心配しかできず、「これってとりあえず結果出るまでは仕事も休むってことですよね」とバカな質問をしてしまう。先生は「そうですよ」とにっこり笑った。検査を受けたら自宅待機で、検査を受けなければ仕事に行けちゃうってことなのか。でも倫理的に、今の情勢的に、体調が悪ければ休んでってことなのか。考えれば考えるほどどうするのが正解なのかわからなくなる。クリニックと薬局で再び3000円課金。お金がどんどん持っていかれ落ち込む。電車には乗れないのでクリニックから30分弱歩いて家に帰る。少しだけ息切れするような感じがする。しかし、わたしは陽性者(仮)だけど、抗原検査は陰性だったんだから、大丈夫でしょう!きっとこれは花粉症に違いない!ランジャタイの動画を見ながら寝落ちする。
2月9日。会社にPCRを受けられた旨連絡する。熱なし。咳、嗅覚障害、喉の痛みあり。声はカスカス。でももうここまで仕事をお休みせざるを得ない状況が続くと、なるようになれー!モードになり、心がちょっぴり復活する。大丈夫。命に比べたらほかの問題は大したことではない。PCに向かってさみしくない点の原稿を書いたり、写真を選んだり、必要なDMを送ったりする。ランジャタイ以外のエンタメを摂取する元気が出てきたので、ずっと温めておいた「その年、私たちは」に手をつけたり(当方チェウシクさんのペン)、テレビ千鳥を見たり、いろはに千鳥を見たり、相席食堂を見たり、見取り図ディスカバリーチャンネルを見たりする。
2月10日。朝、クリニックからの電話で目が覚める。「吉岡さんね、検査の結果、陽性でした!」と言われた瞬間、頭の中で空洞ですが流れ始めた。ぼくの心をあなたは奪い去った。おれは空洞。でかい空洞。あー、こういうとき、わたしは空洞ですなんだ。「ホテル療養は希望されますか?」と聞かれ、明らかにわたしは軽症の部類だし明らかに気が動転している状況で準備ができる自信がなくて「自宅療養します」と伝える。諸々必要な対応や療養期間や連絡先などを教えてもらう。電話を切って、家族に連絡する。泣かなくていいから、心配しなくていいから、と言われ、ちょっとだけ泣く。わたしはすぐに泣く。そしてそのあと慌てて会社にも連絡をしたが、おそらく雪のせいでわたしの直属の上司がまだ会社についていない時間に連絡をしてしまった感じで、かえって手間をかけてしまったと電話を切ってから気づく。別に陽性なのは変わらないんだから、ゆっくり連絡すればよかったのか?でも陽性だってわかったら一刻も早く連絡するのは正解だったのか?わからん。陽性と言われてだいぶ動転してしまっていたので、この不手際を許してください。少し前にめぐちゃんに勧められたアキラをみる。集中力が続かなくてあんまりよくわからなかった。今度めぐちゃんに会えて、アキラをみた話をできたら解説してもらおう。夜、横になると少し胸がつまる感じがして息苦しい。保健所からは終日連絡なし。そもそもこれだけ感染者がたくさんいて、基礎疾患もない、比較的若くて今のところ軽症のわたしごときに連絡がくるんだろうか。誰が濃厚接触者になるかどうかの判断は保健所がしてくれるのか?それともわたしたちが勝手に判断して各自で隔離なりなんなりするのか?ここは自己責任の国、自助共助公助の国。だれか助けてくれ〜と思いながら、東京都の配食サービスとパルスオキシメーターの貸出サービスに申し込む。
2月11日。朝、36.0度。熱なし。咳あり。さつまいものレモン煮を食べるが、レモンの匂いがあまりしない。10時40分ごろ、保健所から「ご自宅でご自身での健康観察をお願いします」というショートメッセージが届く。濃厚接触者の判断もわたしたちがするみたいだ。この2年でこの国はなにをやってきたんだろう。わたしにはわからない。わかりたい。でもわからない。じぶんが生まれて育った国に絶望し続けるのはしんどい。どうかこのまま良くなりますように。家族にうつしていませんように。radikoで空気階段の踊り場をききながら、もしライブに当たっていたら今日行くはずだったけど、当たっていてもコロナになって行けなくなっていたから、外れて良かったかも、と思うことにする。映画みにいきたい。武蔵野館の害虫は無理そう。ウェスアンダーソンの新作もまだみられてない。ちょっと思い出しただけもいきたい。サンダーバードはもう終わっちゃったかな。あとカオマンガイたべたい。やさしい味のカオマンガイ。夜、熱を測る。37.1度。ここにきて初めてのほんのり微熱に焦る。このまま熱上がったらどうしよう?今のうちにおふろ入っとかなきゃ!と思い慌ててシャワーを浴びる。おふろ上がりにスキンケア用品の匂いを嗅いでみるが、やはり匂いがしない。このラベンダーの香りがすきだ!と思って買ったマークスアンドウェブのフェイスクリームもただのやさしいやわらかいクリームになってしまった。リステリンの味も変わった。ような感じがする。でも「そんなの気のせいじゃないの?」と言われれば、気のせいかもな?と思う程度。
2月12日。朝、35.8度。昨日の微熱はなんだったんだろう…咳もだいぶおさまる。痰が絡む感じもなくなってきた。土曜日はいつもお掃除をする日だけれど、なんとなくだるい感じがして、コロナのせい?わたしのせい?とりあえず洗濯だけしてお掃除は明日やることにする。濃厚接触者の家族からは今のところ体調に異変はないと連絡をもらう。パルスオキシメーター、Amazonで買ったほうがいいかな?と相談していたら、10日に申込をしていた東京都からの配食とパルスオキシメーターが届く。ありがたい。正直、来ないと思っていた。来たとしてもすごく時間がかかると思っていた。ありがたい。でも、パルスオキシメーター買っておいたほうがいいかもしれないな。もうこれは災害だと思って自分で備えられるものは備えておいたほうが安心できるな。でも備えるのってお金がかかるな。お金のことばかりだな。早速お昼に都からいただいたおかゆを食べる。やさしい味。夜、会社の噂好きのひとから「検査の結果って出てます?」とラインが入り気分がバッドになり、ちょっとだけ泣く。春巻きを食べてみかんを食べて気をとりなおすが心がずるずると落ち込みの沼に引き摺り込まれていってだめだった。朝から晩までiPhoneをいじっているせいか1日に2回も3回も充電している。おふろに入る気力がない。汚い汚いわたしは汚いと思いながら8時半くらいに暖房も電気もつけたまま寝る。夜中にうっすら目が覚めて、ああ、おふろに入ってないのに、汚いなあ、とぼんやり思って、暖房と電気を消してまた寝る。他人よ、どうか興味本位で立ち入らないでほしい。然るべき距離を取りたいのに土足で詰め寄ってくるひとからは、どうやってこのよわっちい心を守ればいいんだろう。
2月13日。13時間くらい寝た。療養期間が終わる前日に、こっそり中野に行ってあったかジャスミン茶割りを飲む夢を見て、目が覚めた。じぶんの中に潜む暴力性にゾッとする。これ以上寝続ける体力はないが、起き上がる気力がない。コロナのせいなのか、わたしのせいなのか。わたしのせいだろう。熱を測らなきゃ。酸素濃度測らなきゃ。そもそも、3連休に突入してから健康観察入力してねというショートメッセージすら来ない。杜撰。杜撰杜撰杜撰。杜撰と牡蠣ってなんか見た目が似てる。とはいえわたしはやるべきことはやってましたよ、と言えなければだめだ。枕元にある体温計とパルスオキシメーターに重たい腕を伸ばす。計測。36.0度と97パーセント。大丈夫大丈夫。さて、それでは質問です。あなたは出社したときのことを考えて自ら鬱を加速させてませんか?→そうかもしれない。それは今必要なことですか?→いいえ。別にコロナになったのはわたしのせいじゃない。がんばって重たい体をベッドから引き剥がして朝ごはんを食べて、シャワーを浴びなければ。そしてお掃除をしなければ。おふろに入れるかどうかは、家のことをできるかどうかはわたしのメンタルの状況を測る大事なものさしだ。えいやっ!と起きて、昨日の夜の春巻きと、くるみのパン(母が買って父が届けてくれた)をいっしょにあたためて食べる。ヨーグルトも食べる。コーン茶も淹れて飲む。薬を飲んだり点鼻薬をさしたりする。毛布とタオルケットを洗うのに洗濯機を回してシャワーを浴びる。きょうはシャンプーの匂いがほんのりする。気がする。シャワーを終えてスキンケアをする。おお、フェイスクリームの匂いもほんのりする!気がする!いいぞいいぞ〜!大丈夫大丈夫〜!毛布とタオルケットを干して、ハライチのターンをききながらトイレのお掃除と、お部屋に掃除機をかけた。掃除機をかけたら息切れして、えーっ?!てなる。座って何回か深呼吸をする。お昼にはレトルトのカレーを食べる。カレーの匂いはしない。気がする。味はする。午後は確かりゅうちゃんがおもしろかったと教えてくれた工作をみる。おもしろかった。時計とネクタイピンを見せ合うところが気持ち良すぎておいおい泣いた。夜、濃厚接触者の家族からPCRを受けて全員陰性だったと連絡が来る。良かった。まずは一安心。わたしはこのままよくなりますように。そして、症状の重いひとや困っているひとが、適切な医療を、適切なフォローを受けられますように。午前中に洗った毛布が乾かなくて寒さに震えながら魂のゆくえをみて落ち込む。これは希望か絶望か。
2月14日。熱なし。咳あり。胸の辺りが少しゼーゼーする程度までおさまってきた。「その年、私たちは」はもう10話まできてしまった。朝ごはんを食べていたら、父から「生命保険で入院保険が下りるみたいだから書類を手配してもらいます」と連絡がくる。この歳になっても保険は親任せだったことに気づき、今回のコロナを終えたら自分でお金を払うようにしようと決意。お昼は都の配食サービスで届けてもらったパックごはんとレトルトの中華丼をあたためて食べる。中華丼を盛った器に鼻を近づけて匂いを嗅ぐ。微かに香る。気がする。うちにはレンジがないので、パックごはんをお鍋であたためるのにも慣れてきた。うずらのたまごってテンション上がるよね〜、と久しぶりに声を発した。午後はバードマンをみて、ああ、夜中に魂のゆくえを見て落ち込んだのに、また考えちゃう映画をみちゃったなあ、キラキラ映画にすればよかったなあ、あああ。そうだ、心療内科の予約を変更しなくちゃ、と思い出せて、勇気を出して電話をかける(電話もとても苦手)。実はコロナにかかってしまって予約を変更したい、と話して、来週に変えてもらえた。良かった。切り際に「お大事にしてくださいね」と言ってくださり、別にコロナにかかったことは言わなくて良かったか?ただ体調が悪くて、と言えば良かったのか?構ってほしいと思われたかしら?と自意識が大爆発する。いやいや、ちゃんと電話かけて予約を変更してもらえたのはえらい。気を取り直してTVerでテレビ千鳥をみて、バレン大ンからもう一年経つことに驚く。去年のバレン大ンの記憶が鮮明にあるのに。夕方ごろ、今回のコロナで診てもらっているクリニックから電話がきて「体調良ければ予定通り16日で療養期間終了で、17日から復活してOKです」「保健所は忙しいから、たぶん連絡こないと思いますけどちゃんと手続きしておきますから大丈夫です」とのこと。良いクリニック。良い先生。ほんとうに助かりました。そして一発で電話に出られて先生のタイミングの良いときにお話できて良かった。
2月15日。療養期間に入ってからは別に寝付けなくても問題ないからと思って飲んでいなかった睡眠薬を、昨日は一錠だけ飲んで寝た。6時ごろにうっすら目が覚めたけれど体と頭が重くて、寝たり起きたりを繰り返して、9時に起きた。でもこれはきっとコロナじゃなくてわたしのせい。熱なし。咳少しあり。ランジャタイのANN0をききながら洗濯機を回し掃除機をかける。お昼に緑のたぬきを食べた。付属の七味をかけて匂いを嗅ぐが七味の匂いはしなかった。七味って匂いあったっけ。でもなんかぜんぜん辛くない気がするんだよな。神経質になり過ぎているだけだろうか。そして、お昼ごはんの分でクリニックから出してもらった薬を飲み切る。残るは嗅覚障害用に出してくれた点鼻薬を残すのみ。昨日一昨日と暗い映画や重い映画ばかりみていたので、キラキラ映画をみよ〜と思い、安易な気持ちでステップをみておいおい泣く。ぜんぜんキラキラ映画じゃなかった。静かで良い映画だった。小腹がすいたのでチョコレートのおかしを食べたいがチョコレートのおかしはあいにく底をついているのでマルコメの野菜のお味噌汁を飲む。器に鼻を近づけて匂いを嗅ぐのが癖になってきた。遠くにお味噌の匂いがする。気がする。さて、次こそキラキラ映画をみるぞ〜!と思いマスカレードホテルをみる。これキラキラ映画じゃないのでは。松たか子さん圧巻。おもしろかった。おふろを沸かして湯船に浸かりながら、「その年、私たちは」の12話をみる。永久にみていたいな。あと4話で終わってしまうなんて。夜中、自分のインスタグラムを見返していて、わたしは今年本厄だったことを思い出し息を飲む。まさかね。まさかまさか。睡眠薬を2錠飲んで寝る。
2月16日。療養期間最終日。朝5時過ぎに目が覚めたらしい。燃えるゴミを捨てに出て、今泉力哉監督のツイートをスクショしていた。そのまままた寝て、起きたらゴミを捨てたこととスクショしたことはあんまり覚えてなくて、寝ぼけてやったのだとしたら怖すぎる。これはコロナのせいじゃなくてわたしのせい。だるくて起き上がれなくて、11時ごろまでゴロゴロしてしまう。3食食べなきゃ!という情熱は、お薬をきちんと処方通りに飲まなければという使命感からきていたものだった。熱なし。咳多少あり。朝ごはん兼お昼にレトルトのカレーを食べる。また器に鼻を近づけて匂いをかぐ。思いきり吸い込んで、ああ、この距離ならわかるなあ、この距離ならわかる、と思ったけど、レトルトのカレーの匂いってこんな感じだったっけ?こんなもんだっけ?なにが正解なのかどんどんわからなくなる。会社に連絡をして、予定通り今日で療養期間は終了で、熱はないし明日から出勤できる状況・体調ではあるが、咳は時折出る、咳をしていたら気になる方もいるでしょうか?と上司に相談したら、念のため今週いっぱいはお休みで、来週から出勤にしましょう、と調整してもらう。気にしないでくださいね、月曜日元気に出勤してくださいね、と言っていただいて、やさしい担任の先生みたいだなあ、とほっとする。噂好きの会社の人は怖いけれど、月曜日からまた元気に働くぞ、がんばれそうだ。気分が上を向いてきた。これからもわたしができる感染対策をとって、生活をやるぞ。午後は大事に大事に見ていた「その年、私たちは」を完走。人生ドラマにインです。ククヨンスの「만약에 말이야」がかわいすぎたし、チェウンのお洋服がかわいすぎた。今なら骨太映画もみられる気がして、ニューヨーク公共図書館をタップするが3時間26分という長さにビビり、TVerで相席食堂を見ながら、ハーシスに最後の健康観察を入力する。熱36.8度、酸素濃度98パーセント。軽症のまま終えられることになってよかった。そして、これにて療養期間の日記は終わりにする。後半はだいぶというかほぼコロナとは関係ないこともダラダラ書いてしまって、高校生のときの部活の日誌で顧問に「吉岡は日記ではなく日誌を書きなさい」と注意されたことを思い出した。
雑感
・わたしはたまたま家族がすぐそばに住んでいて手厚いサポートを受けられたけど療養期間中のごはんを準備するのがすごく大変だと思った、一人暮らしでも大変だし、みんながみんなウーバーイーツやネットスーパーを使えるとも限らないし、いや、どんな立場のひとだって、感染したら生活を維持するのがすごくすごく大変
・幸い軽症のまま過ごせた、でも濃厚接触者の家族にも自宅隔離をさせてしまって生活に不便をかけてしまったことへの申し訳なさと、もしうつしてしまっていたら…という不安感で、メンタルがぐらぐらしてしんどかった
・既出だと思いますがパルスオキシメーターはジェルネイルやマニキュアをしていると正確に測定できないことがあるようなので、お爪をかわいくされている方は少し注意が必要かもしれません
・みてくれたクリニックが最後まできちんと対応してくれてすごくうれしかった、お忙しいのにマジ感謝です、安心できました
・もしわたしの知り合いで今後コロナになっちゃってわたしにできることで何かサポートが必要だったら連絡してほしい、話し相手になったり、近くに住んでいるひとであれば買い出しに行くくらいならできます、力になりたい
・数多のありとあらゆるエンタメに助けてもらいました、エンタメは間違いなく光であり安定剤
・嗅覚は未だに不安定な気がする、でも嗅覚ってわたしにとってはかなり不安定な感覚だった気がするからコロナのせいなのかどうなのかわからない。クリニックで処方してもらった点鼻薬は使い切るまでさし続けます
・わたしは、普段、たったひとりで生きている気持ち、結局じぶんでどうにかするしかない気持ちになりがちだけどそんなことぜんぜんなかった、いろんなひとに助けてもらって生きているということが身に染みた、このきもちを忘れないようにしたい
・ところで、七味に匂いはありますか?レトルトのカレーの匂いはどの程度の距離で感じますか?
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