なんか ぜんぶ めんどくせえ

2022/11/29

日記

 ・現象1

目を瞑っても瞼の裏に光がちらついてパニックになる現象がたまに起きるようになって両方の掌で目を覆う。ベッドの上にいるときは毛布の深くに潜り込む。

・現象2
「わたし対あなた」の場であれば、そこそこに取り繕ったり、相手によっては取り繕わずにいられる気がするけれど、「わたし対あなたたち」の場になるとわからなくなる。元々複数人の場はにがてだったけれど、いまはもうわからない。わからない。会話のスピードについていけない。なにをしゃべっているのかわからない。どういう話が、どういう意図が、どういう感情が、行き交っているのか、ほんとうなのか、冗談なのか、嘘なのか、まったくわからない。相手が「あなた」だけなら理解できなかったときに「もういっかい言ってもらえますか」と聞けるけれど、「あなたたち」になると、「わからない」が「わからない」をどんどん呼んでくる。違う言語で言葉が飛び交っているようで、はじめのうちはニコニコするようにしている(できてないかもしれない)ものの、ニコニコするのもつかれてくるとその場から離れたくなる。離れたいなんて絶対に言えないので耐えるしかない。それでまたおかしくなる。同じことの繰り返し。

・現象3
だいぶ前に、心の先生に「じぶんの考え方の癖を知って、考え方を変えていくためにカウンセリングも受けてみたらどうか」と言われて、「ああ、わたしの思考回路では生きていけないってことなんだな」と思ったことを思い出した。全否定されたように感じてくるしかった。そういうことではないとはわかっている。つもりなだけで、思い出し泣きをしてしまう。生きていけない。このままでは生きていけない。でも変わることもいまのわたしにはできない。出口がみえない。目が悪すぎるせいならいいのに

・現象4
現象3以外に呪いになっている言葉
「病んでるアピールするな」、「ずっと笑ってて」、「おれといるときに泣くな」、「おれの前でデパス飲むな」、「友人としても無理」、「なにしに来たの、帰れよって思った」、「死ぬならだれにも迷惑かけずに死ねよ」、「お前が思わせぶりな態度を取るからラブホテルに連れ込まれそうになるんだよ」、「もっとじぶんに自信を持って」、「ずっとそのままでいいと思ってるんでしょ」、
書いててかなしくなってきた、早く忘れたい、でも、ぜんぶわたしが悪いから仕方ない、ずっと抱えていくしかない、ときどき忘れて、忘れた数だけ思い出して、泣くしかない、じぶんを責めつづけて、くだらない劣等感に苛まれる。こと自体がくだらない

・現象5
夢は脆いから声を出すと消えると教わった、嫌な夢をみたときに試してみているけれど、わたしの夢は強固で、少しも消えない。脳裏に焼きついている。くすりのせいなのか、もう何年も書き続けている夢日記のせいなのか、夢日記やめろって話だけどやめられない、ばかみたい。じぶんからおかしくなりにいっているじゃないか。今朝も大きめのパニックを食らってワンワン泣いた。夢すら消えない。少しも消せない。

・現象6
あしたなんて来なければいいのに

・現象7
いちにち3時間くらいの睡眠がつづいている、なんにも問題ないと思っていただけでおかしくなっている。気がする。わからない。3時間睡眠といってもそのあと最低でも1,2時間は起き上がれないし、半日くらいベッドの上でくたばっている日もある。じぶんの感情や感覚が、じぶんの手から砂みたいにサラサラとこぼれてゆく感じがする。

道端に捨てられたペットボトルのフィルム写真。