ごめん

2026/05/17

日記


きっかけはいくつかある。6月7日のライブのご予約を承るのに、フォームがあったほうが便利ですか?とインスタグラムのストーリーズでアンケートを取った。多くのかたから「あったほうが便利」と回答してもらった。早速フォームを作ってリンクのシェアをした。なのに、ライブの予約は来ない。「あったほうが便利」と回答したひとはいったいどこへ行ったの?日にちを開けて何回かシェアをした。大嫌いなXでも、ひとのいないブルースカイでもシェアをした。フォーム経由で来た予約は二人だ。あいにく、わたしは「二人のひとが活用してくれたから作って良かった」とは思えない。10人、20人、30人が使ってくれないとなんの意味もない。


YouTubeでライブ配信をするたびに、「あかるい無職シールを作ってください」といろんなひとからコメントが来る。その都度、「シール業者の仕様が変わって小ロットで発注できなくなってしまったこと」「今あるものを買ってくれないと作れないこと」そして「元手がないと作れないこと」を説明する。「サマー・ハズ・ゴーンのCDを作ってください」と言われたこともある。何度も同じ説明をする。「元手がないと作れないんです」と言う。おかしくなりそうだった。もう数年前からおかしくなっているのだが、ほんとうにおかしくなりそうだった。それでほかの錆マーチを買ってくれたひとは、今のところいない。いつだってわたしは壊れてしまいそうだった。


「買いそびれたので作ってください」と言われて、そうおっしゃってくれるなら、と、再販して在庫を山ほど抱えているものがある。ニューロダイバーシティプライドの缶バッジと、優生思想くそくらえシールだ。「ほしい」「どこで手に入るの」という声をたくさん聞いたので、缶バッジは50個売り切った段階で、再度50個発注した。1個200円で利益は100円あるかないかだ。優生思想くそくらえシールは、前述したシール業者の仕様が変わったため、バージョンアップという名目で別の業者で50枚作った。お金がかかったので1枚300円で、最初のバージョンより100円値上げした。一向に売れない。ニューロダイバーシティとは、優生思想に抗うということは、流行りものじゃない、という思いもある。宣伝している。できる限り宣伝している。でもだれも拡散してくれないし、Xではポストが間引きされるようになった。やっぱり壊れそうだった。


サラへの寄付を募るため、折りZINEの第2号(現在、錆マーチを買ってくれたひとにおまけでつけているA3サイズに印刷した原稿を本型に折ったZINE)を300円以上の投げ銭(送料込み)で買ってくれるひとを募集した。PayPayは口座に戻すのに手数料が100円かかるため、その100円さえ惜しく、振込で協力してくれるのがいちばんありがたいのだが、利便性も考えて、PayPay(ライトマネー不可)か振込で対応することにした。300円だ。もし、わたしが逆の立場だったらすぐに買う金額設定にした。喫茶店で飲むコーヒーより安い。呼びかけ出してから数日間、1冊も売れなかった。やっぱりわたしの作るものはカスなんだな、なんの魅力もないし、300円すら出そうと思ってもらえないんだな、あああ、寄付が集められなくてどうしよう、とあたまを抱えていたら、二人のかたが300円+投げ銭もして買ってくださり、2冊売れた。BASEを介さずに錆マーチを直接購入してくださるかたも募集した。一人のかたが連絡をくださり、買ってくださった。それでも、インスタグラムで800人、Xで500人、ブルースカイで30人程度いるフォロワーの中で(かぶっているひともいるが)、たった三人だった。


Xやブルースカイでケアを求められたこともある。見当違いな意見をされたこともある。その都度、ああ、ほんとうに勘弁してくれと思った。


服用している薬や障害者年金のことをSNSに書いたら、こちらはなんの質問もしていないのに、複数回にわたって、複数人からスプレイニングをされた。最初はスルーしていたが、耐えきれずとうとうブチギレて「やめてくれ」と書いたら、あるひとから「良かれと思ってリアクションしただけなのに、勝手にスプレイニングかどうかジャッジするな」という主旨のDMが届いた。動悸がした。1回1錠と言われている頓服を4錠飲んだ。動悸が治らず、ベッドの上で丸まった。目をつぶり、1から100まで順番に数えるルーティーンをした。100まで行ったら、また1から数える。それを何度も繰り返す。


わたしは人間関係がかなり苦手だ。人間も、関係も、苦手だ。ましてやその二つが合わさっている人間関係なんて、もうできるだけ避けて生きていきたい。それでも、わたしに対して好意的なリアクションを取ってくれているであろうかたに対しては、真摯に対応してきたつもりだ。そういうひとつひとつの積み重ねが、わたしの作るものにふれてくれるきっかけになるかもしれないと信じてきたからだ。委託販売を提案されるたび、丁重に断ってきた。じぶんの手の届く範囲で売りたいし、余計な人間関係も築かずに済むし、苦手なコミュニケーションもしなくて済む。


「作りつづける人生だと思っている」なら、排外主義が蔓延り、戦争の影が見え始めた今だからこそ、「作りつづける人生を送る」ために、デモへ行け、アクションに参加しろ、と思われるかたもいると思う。でも、わたしはもう、限界なのだ。死んでしまいたいのだ。だけど、死ぬわけにはいかない。いいねがほしいんじゃない。わたしが最低限生きてゆくためのお金がほしい。だからマーチの宣伝をするし、ライブの宣伝をするし、曲の宣伝をする。感想をシェアしてほしいとお願いする。でも結果は出ない。"簡単につながれるアーティスト"としてではなく、正当に評価されたい。そんなのは無理なのかもしれない。


感情労働がデカすぎて、あまりにも割に合ってなさすぎる。もうとっくのとうに限界だった。また、わたしの一部が壊れていった。


---

/ / / ad / / / ↓投げ銭ができます、心を掴めたらぜひよろしくお願いします

今はガザのひとへ全額送金しています

https://paypal.me/mkrdtsb?country.x=JP&locale.x=ja