この街、どの街

2021/06/02

日記

2年ぶりに東京に住み始めて1ヶ月くらいが経ってしまった。

札幌を離れること自体は惜しくないと思っていたけれど、最高のホットヨガ(受付の方もインストラクターの先生もとてもすきだった)と最高の歯医者さん(褒め専)に通えなくなったことは惜しいなと思っていた。そして、札幌を離れてみると、自分が気づいていた以上に、まだまだたくさん惜しいと思うことがたくさんあって、エリザベスのビリビリジンジャーサワーみたいな名前のお酒おいしかったなとか、エリザベスのぎょうざとブロッコリーの森食べたいなとか。

あとはやっぱり整体である。

札幌に住んでいたころ、1ヶ月に1回くらい整体に通っていて、穏やかそうな男性の方がいつも担当してくれた。施術中はYouTubeの話やネットフリックスの話をよくした。でも大体は力加減を聞いてくれる以外は静かにゴリゴリとほぐしてくれて足も細くしてくれるし顔も小さくしてくれるし、なにより、居心地が良くてすきだった。引越しをする前にも滑り込みで予約して、引越しをすることを伝えたら「また札幌に来たときに遊びに来てくださいね!」と言ってくれて、ただの月イチで通っているだけの者なのに、うれしかった。

今は無職の分際でそれでも首や背中は痛くなるし肩こりで頭も痛いしそろそろ整体に行きたいのだけど、ホットペッパーで近場の整体屋さんを眺めても、だいたいが美容・痩身系のエステっぽい感じか、韓国・台湾・タイのマッサージっぽい感じのどちらかで、あの札幌の整体屋さんのような雰囲気のお店がなかなか見当たらない。ウンウン唸っている。

でもやっぱり、ヨガも歯医者さんもエリザベスも整体屋さんもそうだけど、そこで良いサービスを提供してくれて、なおかつ相性の良いひとと出会えていたってことなんだなって思う。結局ひと。この世はすべてひとなんだな。

とりあえずエリザベスのTシャツとシールとぎょうざ通販しようかな。

なかよし餃子エリサベスの看板のフィルム写真。